図書・雑誌の並び方
図書・雑誌の並び方
図書館の資料の多くは、自由に手に取ってみることができます。直接書架に行って図書や雑誌(論文)を探してください。
- 見たい図書や雑誌が決まっているとき…OPACなどで配置場所を確認して探しに行きます。
- どんな資料があるか見たいとき…調べたいテーマの書架を見て、役に立ちそうな資料を選びます。
直接書架を歩いて、関連資料を探す方法をブラウジングといいます。実際に図書を見ることでテーマやキーワードを発見できます。
OPACでテーマに合った図書を見つけたときは、その図書だけでなく周辺の書架も見てみると、近いテーマの図書が他にも見つかるかもしれません。
基本的な並び方(図書)
図書館の資料は形態(図書、雑誌、視聴覚資料、マイクロ資料 など)や種類(一般図書、参考図書 など)によって配置が分かれます。それぞれの配置場所の中では、「請求記号」の順に並んでいます。 (参考)中央図書館の資料配置
また、「和図書」と「洋図書」を分けて配置する場合があります。
- 和図書:日本語、中国語、韓国語の図書
- 洋図書:日本語、中国語、韓国語以外の言語の図書
図書館(室)/配置場所
中央図書館のほか学部・学科等の図書館・室にそれぞれ図書があり、図書館・室内でさらに種類別に配置されています。図書館・室によっては、シラバス指定図書や特定分野の図書を別に配置することもあります。
例)中央図書館
- 学習用図書:学部学生向けの図書、文庫新書、留学生用、就職関連、語学教材…
- 研究用図書:専門性の高い図書。人文科学系、社会・自然科学系、地方史関連、東洋学…
- 参考図書:事典、統計、年鑑、目録…
図書館(室)→配置場所(資料の種類)→(和図書・洋図書)→請求記号

OPAC詳細画面での表示

研究室配架
OPACの「状態」欄に「研究室配架」とある資料は、図書館・室内ではなく各研究室に配置されています。利用したいときは、「配置場所」にある図書館・室にお問い合わせください。
研究に使用中など、利用できない場合や利用までに時間がかかることがあります。他の図書室等に同じ資料があれば、なるべくそちらをご利用ください。
図書の分類番号/並び順(請求記号)
(中央図書館の例)
図書の背に貼られたラベルには、請求記号が表示され、図書はこの請求記号順で並んでいます。
1段目は、NDC(日本十進分類法)の分類番号です。NDCは0〜9までの数字を使って、小数点以下まで細かく知識体系を分類しています。図書のテーマによって分類番号がつけられるので、テーマの近い図書は近い位置に並んでいます。
2段目は著者記号で、著者の頭文字をアルファベットにしたものです。図書は1段目の分類番号順→2段目のアルファベット順 に並びます。
分類の例外
図書室や配置場所(図書の種類)によっては、ある分野に集中している(=同じ分類番号ばかりになる)、分野が広すぎる(=細かく分類する必要が薄い)など、NDC分類以外の分類・並び方になっている場合があります。
- NDC以外の独自の分類を使う
- NDC分類に追加してさらに細かく分類する
- 図書・シリーズのタイトル順、著者名順で並べる
分類方法が異なっても、「配置場所(図書の種類)ごとに、請求記号(背ラベルの番号)順に並ぶ」という基本は同じです。
基本的な並び方(雑誌・新聞)
雑誌とは、週刊、月刊、季刊、年刊など定期的、または不定期的に、終期を予定せず継続して刊行されるもので、逐次刊行物とも呼ばれます。
和雑誌/洋雑誌
多くの図書館・室では、雑誌は分類順ではなくタイトル順で並んでいます。
並び方の例)
- 和雑誌(日本語・中国語・ハングル):数字→タイトルの読みの五十音順→ハングル→アルファベット
- 洋雑誌(欧文など):数字→アルファベット→キリル・ギリシャ文字
- 新聞:和・洋別、タイトル順
新着雑誌/製本雑誌
多くの場合、雑誌は到着から一定期間たつと数冊をまとめて表紙をつけます(製本雑誌、バックナンバー)。たとえば月刊誌なら、おおむね到着から1年ていどで製本して保存します。
製本する前の「新着雑誌」と、「製本雑誌」とで配置場所が異なることがあります。また、一部の図書室では新着雑誌のみを図書室に置き、製本後は中央図書館に移動することがあります。
図書館(室)→配置場所(雑誌)→タイトル順→巻号

OPAC詳細画面での表示

長期保存しない雑誌
※一般雑誌、寄贈雑誌などで、最新の数ヶ月〜1年分のみを保管し、それ以前のものを保存しないタイトルもあります。
OPACの詳細画面(備考欄)に「Current only」等の表示があります。
雑誌の種類
大学の図書館には多くの学術雑誌のほか、紀要類、一般雑誌などがあります。
- 学術雑誌…学術出版社、学会等が発行する、主に研究論文が載っている雑誌
- 紀要類…名古屋大学ほか、大学や研究機関の研究論文、報告書などを掲載する雑誌。年1回刊のものが多い
- 一般雑誌…ニュース雑誌、情報誌、趣味の雑誌など
- 新聞…国内の主要新聞、海外新聞、専門新聞など。過去の号は縮刷版、CD-ROM版などが発行されることもある。
- 電子ジャーナル…本文が電子化され、PC上で読むことができる雑誌
新聞
どの新聞がどこの図書館・室にあるかは、名古屋大学新聞所蔵検索で調べることができます。
一般的な新聞については、最新の数ヶ月〜1年分ていどのみ保管する場合も多いので、所蔵している年代を確認してください。
新聞のバックナンバーは、雑誌と同様に製本して保存するほか、縮刷版や復刻版を購入して保存することもあります。