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大府市中央図書館 | ||||
番号 | 質問 | 回答 | 回答プロセス | |
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「鰲魚觀音」という観音様読み方とその由来(実際の觀音像では魚が觀音の下にいた。なぜ魚が土台のようになっているのか)を知りたい。 | 「大字典」と「くずし字辞典」で『鰲魚』は【ごう(がう)ぎょ】と読む事を確認したが、由来までは調べあげることができなかった。 | 『字統』でヒントになりそうな記述を見つけ再調査をした。 ・追跡調査→1・7類の仏教・仏像関連の資料を確認したが觀音については見つからず。以下に記することは、ネットでの調査結果です。 「鰲魚」は、もともと巨大な亀、すっぽんんのことだったと考えられているようで、中国の神話にも出てきますが、なぜ魚に変わっていったのかは不明。魚(YU)は富余(余裕)の余(YU)と音が似ていることから、中国では幸運のお守りや観光土産物のモチーフとされることも多々あるようです。 |
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2 | @理系技術者向けの企業倫理テキストを作るための資料が欲しい。 A豊田自動織機インサイダー取引事件と北米トヨタセクハラ疑惑事件の詳細が知りたい。 |
@技術者の心理・設計者の心得・技術者コンプライアンス入門をキーワードに、「ウサギはなぜ嘘を許せないのか?」、「モラル・ハラスメントが人も会社もダメにする」を貸出。 A豊田自動織機インサイダー取引事件(2003年11月)、北米トヨタセクハラ疑惑事件(2006年5月)については、インターネットから検索できることを伝えた。 |
「平成13年版科学白書」p292、「イミダス2007」p955、「失敗学事件簿」「失敗学のすすめ」、「CRSイニシアチブ」、「内部告発の研究」、雑誌「ジュリスト2003年11月(1255号」p124(技術者の心得:著作権関係)など。 ・他の調べ方として、文部科学省のホームページからも技術者倫理は調べられる。 ・専門図書館として、勤労会館労働図書資料室、愛知県中小企業振興公社産業情報センターがある。 |
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3 | ビー玉ソリティア、という遊び方の載っている本を見たい。 | 児童室趣味の棚に「ビー玉」の本有り。→ソリティアという遊びがあることしか載っていない。 「遊び」、「ゲーム」などいろいろな本を見たが館内で図書見つからず。 インターネットで紹介されているページを伝えた. |
その後の調査から、数学の本に掲載されていることが判明した。ただし、これはビー玉ではない。 「算数パズル事典」p143に“ソリティア”がある。 インターネットは、YAHOOで検索した。「秋山仁先生の 作る、解く、IQパズル」p32(play puzzle) |
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4 | 吉田小創立100周年記念冊子を創るため、昔の教科書があれば見たい(吉田小で使われていたもの) | 教科書は最近のものしか置いていないが、復刻版で尋常小学校の教科書は所蔵がある。 「墨ぬり教科書 墨ぬり後」、「墨ぬり教科書 墨ぬり前」。「国語教科書」 |
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5 | 「衍涯」は、なんと読むか知りたい。 | パソコンの辞書機能を使って読み方を見る。【エン、はびこる、し・く】 「名前10万よみかた辞典」p33に『衍涯−えんがい」とあり。 |
黒田節の人形を制作した人物であるとの情報から、インターネットで「人形師 えんがい」と入力 → 中村衍涯(福岡県重要無形文化財)とあり、「中村エンガイ」氏と判明。 | |
6 | 大府・知多地区の活断層の地図を探している | 「愛知県の地質・地盤(その4)活断層」、「都市圏活断層Y中京地区」、「知多北部・衣浦東部地区活断層調査報告書」を提示。 新しくカラーものであった【知多北部・衣浦東部地区活断層報告書」の必要部分をコピー |
「活断層」をキーワードとする。 | |
7 | 大府市の小中学校の特色、歴史について知りたい。 | 「大府教育史」、「知多の教育50年誌」が該当 前者は中学校について記載あり、後者は小・中学校の概要・特色あり |
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8 | 大府市の奉納祭、三番叟について知りたい。 | 大府市横根町の藤井神社、子ども三番叟、毎年10月の第2日曜日に行なわれる祭礼で奉納されている。 大府市指定無形民俗文化財(H01.06.16) 踊子1人、太鼓・鼓・笛のお囃子17・8人が1組になって踊りを披露する。石丸組・中組・南組が相互に競演する。(石丸・中・南組保存会) |
「大府の祭り」、「横根のしおり」、「おおぶマイタウン04年11月15日〜11月30日(VTR)」 大府歴史民俗資料館HPの「大府の文化財」のページに掲載あり。 三番叟は、天・地・人の三拍子が揃って天下泰平、国土安穏、五穀豊穣を祈願する古式ゆかしい舞楽。 |
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9 | @「まさきばいこく」という人がついていた“てのひらもの”という役職がどのようなものか知りたい。 A「家田大峯」の読み方も知りたい。 |
@「正木梅谷」=“てのひらもの”→書物奉行 江戸後期の尾張藩士・儒学者 A「家田大峯」→つかだ たいほう・・・「家」は「冢」 江戸中後期の漢学者・寛政の五鬼 |
尾張藩、明倫堂、まさきばいこく、家田大峯などをキーワードに検索。 『家田大峯』の読み方については、「人名よみかた辞典性の部」で“家田”が「いえた、いえだ、つかだ、やた」と読むことが解かり、「国史大辞典9」に「つかだ たいほう」と記載されていた。 『まさき ばいこく』については、「尾張史料のおもしろ原点を調べる」という本に「尾張人名便覧」があり、その中に「正木梅谷」記載があり、明倫堂 “教授・督学・書物奉行”とあった。また、「藩史大辞典C」には藩の職制が記載されおり、その中の明倫堂については、“督学・主事・典籍・監生”の職があると記載されているが、“てのひらもの”につては全く記載が見つからず。「日本史用語大事典」の中に“書物奉行”の記載あり、紅葉山文庫の図書管理が職務とあった。 インターネットでも「正木梅谷」で検索すると同様の内容 |