|
レファレンス事例 |
|
目次へ戻る |
|
|
|
|
名古屋市鶴舞中央図書館 |
|
|
番号 |
質問 |
回答 |
回答プロセス |
|
昭和10年代、20年代の「下園町」付近の詳しい地図が見たい。
|
『名古屋市居住者全図』、『名古屋新土地宝典・中区』
|
「名古屋全図」のような簡易な一枚ものの地図ではいけないとのことなので、少し年代が異なるが、回答資料を提供した。戦前の地図で住宅地図のような詳細なものはあまりない。上記の他には、『地番入大名古屋著名商工業 著名者案内地図中区分』、『名古屋土地宝典地番地積地図中区』等がある。
|
2 |
1770(明和7)年頃の「本町八丁目」は現在のどこか。また、当時の名古屋は現在の市域のどの辺りまでか。
|
「本町通り」は確認できたが、八丁目は確認できず。「丸の内ニ、三丁目」「錦ニ、三丁目」の辺りと回答をする。市域は、元文三年の地図により、現在の西・中・東区までと推定し、回答する。
|
『元文三年名古屋図』、『尾州名古屋城下之図』、『天明以前名古屋図』、『尾府全図碁盤割』(名古屋市史)、『名古屋の地名』『大名古屋』を参照する。
|
3 |
「オカラネコ」とは何か。”中区丸田町に石碑があるが”との電話。
|
『前津旧事誌』を見ると、「大直称子神社」として、その由来や俗説などが書いてある。
|
『名古屋市史 索引』、『名古屋叢書 索引』で調べる。左記の回答は質問のあった1997年のもの。現時点(2007年)で調べてみると、インターネットで「おからねこ」についての調査結果が幾つかヒットする。『堀川端ものがたりの散歩みち』(2002年)にはおからねこにまつわる記述が詳細にされている。(なお、質問で言及された丸田町のは、「…おからねこ道…」と書かれた道標。)
|
4 |
「山本梅逸」について、次の事項を知りたい。@著書『印譜と詳伝』があるか。A作品所有者の名簿はあるか。B絵の作品または複製があるか。C「楊柳山水図」「着色紅蓮白鷺図」「設色花鳥図」および「浅絳山水図」の現在の所有者、子孫等。D『古今中京画壇』の所有者、「高木延世」氏はどこの人で子孫や現在の所有者を知りたい。Eその他どんなことでも、「山本梅逸」を調べる手がかりについて教えてほしい。
|
@所蔵なしである。AとB作品・軸等5点を所蔵している。CとD現在のどの辺りか、おおよそ判明するが、子孫については不明である。E”名古屋市博物館””蓬左文庫”を紹介する。
|
@書名目録、及び雑誌目録を検索した。AとBについては、市史資料・短冊・軸・特殊コレクション目録および郷土人名索引を検索。CとDについては、『名古屋市居住者全図昭和4年昭和8年』、各種名簿、町誌等を検索。Eについては、”類縁機関名簿”等を検索。
|
5 |
戦後直後に東山動物園で行われた象列車とニコニコサーカスの当時の様子がわかるような写真や映像はないか。
|
朝日新聞昭和24年6月27日に記事と写真。中部日本新聞昭和26年10月1日に写真。『東山動物園日記』に写真。
|
朝日新聞記事データベース使用。 『東山動物園友の会』冊子参照。
|
6 |
「筏一本乗り」について調べたい。
|
『筏一本乗りの沿革と現状について』『名古屋市港区史』『名古屋の文化財』『名古屋市指定文化財図録』
|
郷土資料件名目録で「筏一本乗り」を参照する。他に、港区や文化財関係図書を調べる。
|
7 |
昭和34年頃に東区の古出来町にできた「日本最初の音響式信号機」について、当時の引渡しなどの新聞記事が見たい。
|
回答プロセスを経て、1960年6月8日の朝日・中日・毎日各紙を見てみると、写真入りで記事になっていた。
|
新聞クリッピング「地誌・東区」に綴られていた1992年11月1日付朝日新聞の別の記事の中に、この件が1960年6月20日のこととと書かれていた。その日付前後で当時の新聞を見るが、該当の記事は見当たらない。そこで奉仕第一係の点字文庫に依頼したところ、『激動の半世紀』(毎日新聞社)点字版にこの信号機テストについての記述があった。
|
|
|
|
|